「美走2020強化プロジェクト」6月 活動報告
6月から本格的に開始しました「美走2020強化プロジェクト」
2021年1月以降のマラソン大会で、最高のパフォーマンスを出すためのプロジェクトです。
6月から毎月テーマに沿って正しく練習を積み上げ、将来のマラソン大会への準備をしていきます。
6月のテーマは、「基礎持久力の向上・ペース感覚を磨く」
6月を無事に終え、プロジェクトとしては順調な滑り出しです。
6月の基本は週3回。
平日はペース感覚を磨く練習。
週末は超低速LSD。
この超低速LSDは、サブスリーを目指すランナーであろうと、初級ランナーであろうと、全てのランナーがやるべき脚づくりの練習です。
このLSDは、かなりダルさがでる練習です。
スピードが出なくなってしまう不安にかられ、我慢できない人もでてきます。
いかに我慢して走るか課題になります。
ここでの我慢が心筋の発達、ミトコンドリアの発達、脚づくりになり、マラソンに活きてきます。
信じて取り組んだメンバーは、じっくりと自分と向き合って走ってくれました。
特にこの6月の超低速LSDだと距離が稼げないんです。
それで良いのです。
練習の中身が大切だからです。
長い時間身体を動かすことが、今なによりも重要だからです。
私のクラブは、月間走行距離を目安にしているわけではないですが、
それでも、わたしの基本的な6月メニューを実践できた方の月間走行距離は、最低でも月200km。最高で400km近くまでになりました。(超低速LSDが入っているにも関わらず!)
参加メンバーの努力の賜物でしかありません。本当によく頑張ってくれています。
そして、ケガをしていない。
素晴らしい!
参加当初、ケガ明けまたは、体調によって抑えて練習していたメンバーもいましたので、その方々にはこの6月は別メニューを実施。
時には時間で、時には心拍数でと練習に取り組んでもらい、無事に怪我や体調不良から脱出しています。
適切な練習強度、練習からの回復などしっかりと見極めながら進めていくと、ケガなく続けて練習を積んでいくことができます。
走りだけではなく、Zoomを使ったコアトレやファンクショナルトレーニングの指導。
毎週金曜日の夜には、Zoomでの練習説明・解説も行い、
毎回、
「この練習の意味は」
「個々に合った運動強度はどのようなものか」
「なぜ、故障するのか」
運動生理学的な視点も加え、練習結果のデータを活用しながらお伝えしていますので、一つ一つの練習について理解し、順調に練習を積み上げてきているメンバーは、ケガなく練習をしていくことができます。
自分が思っているなんの根拠もないできる練習・できるペースからの脱却。
正しい・適正なペースでの練習の積み上げは、7月も続きます!