2019/12/13

【アメリカ・コロラドから:コーチの大会参加報告】= 準備編 = Sawmill Trail Runs

【アメリカ・コロラドから:コーチの大会参加報告】
== 準備編 ==
□2019年12月
□大会名:“Sawmill Trail Runs 17-Mile&50K”
□場所:[Golden, CO U.S.A]
https://humanpotentialrunning.com/sawmill/

こちらでのマラソン大会を検索していると、11月から10Km以上の距離のマラソン大会がなくなってきます。とても寒い地域ですから、路面は凍結、雪も降りますし、マラソン大会は、開催されてもファンランで5Km程度まで。

もっと長い距離のマラソン大会はないものかと、調べていきますと、山を走るトレイルランの大会はありました。
今住んでいるFortColiinsからでも行けそうなトレイルランレースを探すと、12月に「Sawmill Trail Runs 17-Mile&50K」という大会を発見。場所は、Denverの西にあるGolden。

いままでトレイルランレースには参加したことがないのですが、ハーフやフルマラソン大会がないなら、これは参加しない手はありません。

ラン仲間やランニングコーチをしている方から、ウルトラマラソンやトレイルランについては耳にしたことはあるので、大会についてはなんとなく想像はできますが、実際、準備からスタートゴールまでどんな体験ができるのか!
距離は、17マイルと50Kとあり、初めてですので、17マイルの27Kmを選択し、申し込みを済ませ、いざ準備です。

申し込み後、大会側からは、ニュースレターとして定期的にメールが届き、大会の準備の状況、コースの状況や、大会当日の天候について、そしてそれに合ったアドバイスなどが届きますので、そのメールを読みながら準備するものなどを考えていきます。
そして、大会の詳細や注意事項などは、PDFファイルで送られてきました。

雪道の山ですから、寒さや万が一の事故や遭難に備えも考え、準備を進めていきます。

= 準備項目 =
□トレイルランコースの確認と準備
□雪山に備えたウェア、装備
□飲料・食料
□スタート会場までの移動などの確認

■ トレイルランコースの確認と準備 ■

[大会側提供コース図]
:プリントアウトし、ビニールファイルに入れ(防水のため)リュックの取り出しやすいところに

[ガーミンアプリ]
:DynamicWatchでコースを作成、ガーミン上でコースを辿れるように

[STRAVA]
:ストラバ上でコースを作成、携帯画面から確認できるように

■ 雪山に備えたウェア、装備 ■

[防寒、雪・水濡れ対策]
:防寒ウェアは、ユニクロウルトラダウン、超撥水ウェアをビニールジップに入れ空気を抜いて超コンパクトに。雪で靴下がぬれた場合の替え、携帯カイロ、絆創膏、痛み止め、消毒ジェル
  
[携帯電話ほか]
:携帯電話は、ビニールジップにいれウェストポーチに。
(寒さでバッテリーの減りを少なくするため、できるだけカラダに近いところに身につけるためと、汗防止のためビニールに入れました)。バッテリーはリュックに。日の出前の集合なので、ヘッドライトも持ちました。

[当日の服装]
:氷点下でのランニング経験、他大会で経験した気温とウェアを考慮してチョイス。前半に汗をかきすぎると、エイドなどで止まった時に一気に冷えるので、走り出しは少し寒いかなという服装を選びました。

[ランシューズ]
:11/27Thanksgiving Day Run で走ったトレイルランシューズ「SCARPA Proton」では、走るには少し重い、雪道や氷上では滑りやすいことがわかり、新たに「Columbia Juction Hollow Outdry」を購入(アウトレットで半額!ラッキー♫)。これを雪道で試し履きしましたが、ちょっとやそっとちゃ滑らず、濡れない優れもの!

[雪道用 シューズ装着型スパイク]
:大会側からの連絡で、コースは雪道、氷があるので、装着推奨していましたし、11/27Thanksgiving Day Run で装着して走っている人をみていたので、シューズ装着型スパイク「YAKTRAX RUN」を購入。装着したり、外したりを練習。

■ 飲料・補食 ■

[補食]
エイドがあるとはいえ、雪山でなにかあったらと、多めに。
:日本から持ってきたもの「メダリストアミノダイレクト・メダリストエナジージェル コーヒー&はちみつ・メダリストクエン酸チャージ・塩タブレット・柿の種」
:アメリカのレース参加賞でもらったもの「HONEY STINGER WAFFLE・ Justin's ALMOND BUTTER・Chocolate Pieces・キャンディケーン」

[補給用水分]
:トレイルラン用リュックに付属の給水ボトル2本に水
 
■ スタート会場までの移動などの確認 ■

[受付・スタート]
ナンバーピックアップは6:45まで、その後大会説明、7:00スタート

[スタート会場までの移動]
地域で管理しているパークおよびトレイルランコースを利用するため、会場には車を停めてはいけないことになっていて、会場から1.8マイル離れたところに駐車場がもうけられ、そこからボランティアが車で参加者を輸送。

以上、準備しました。

色々と準備を進めていくのも楽しいのですが、
地図の準備でコース図と高低差をみて、かなりの高低差があるなぁ、大丈夫かなと不安になったりしましたが、もうここまできたらやるしかありません。
 Min. Elevation: 6,141’ | Max. Elevation: 7,877’ Average Elevation: 7,095’

内蔵等の体調は万全、しかし、11/28Thanksgiving Day Run12/7ColderBolder のランの疲労が残っています。疲労抜きジョグをしても疲労が抜けず、大腿部から股関節、臀部にかけてだるく重い状態が続いています。もう一日寝て、少しでも回復していますように
。。。

さぁあとは、気になるのが天気予報!
1週間前からニュースの天気予報と、アプリのピンポイントウェザーでこまめに天候チェック。毎日毎回みるたびにやきもき。
というのも、週末にかけて雪〜大雪の予報。
大会側からのニュースレターでも「少しの雪だったら開催しますよ〜」ということでしたので、大雪でなければ、現地にいって開催かどうかを知るしかありません。
大会は土曜日。
前泊し、もう一泊して日曜日に帰ってくる予定を組みました。

その週の予報は、
金曜日、山に雪雲がかかりはじめ、この日は強風。
土曜日、雪
日曜日、大雪

金曜日のニュースレターでは、「大会会場の簡易トイレが強風で2回も飛んでいった!」という内容がっ!「大丈夫、当日はトイレちゃんと綺麗にして元にもどしておくからね」という注釈も笑

もうこれは、会場に行ってから走れるのか走れないのか判断するしかありません。
準備をすませ、前泊するために移動。
子どもの学校が終わってから、会場近くのホテルに移動したので、夕食は、ホテル近くのWhole Foods Marketのお惣菜。チキン、マッシュポテト、芽キャベツのセット。
あとは、よく寝て大会当日を迎えるだけです!朝起きたら、雪降っていませんように!

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