2020/09/27

ランニングプラス:ダイアゴナルズワークアウト

◎2020年9月27日(日)【第241回:ランニングプラス】

 集合:[習志野市]茜浜緑地公園 / 千葉市 幕張海浜公園Gブロック芝生広場

 天候:晴れ

 時間:8:30

 内容:ダイアゴナルズワークアウト

 美走ならしのRC: https://sites.google.com/view/misourc/



こんにちは。台風がそれていった週末、習志野市茜浜緑地公園に集合しました。

そう今日はファルトレクを行うのですが、少し変わった方法で実施します。


コーチは、様々なコーチがだしている練習メニューなどを本はもちろんのこと、ランニング雑誌やネットの情報からみていたり、実際自分がランニングイベントとして提案する練習など、「目標ゴールタイムから考えるペース設定での練習強度の提案」にはずっと疑問をもっていて、いつもモヤモヤしていました。

様々な練習環境、練習内容、継続期間など人それぞれのところ、雑誌で提案する練習やイベントで提案する内容はどうしてもタイム設定になってしまいます。それががわかりやすく、大人数でも対応できるからなのですが。


しかし、そのタイム設定は果たして全員にとって正しい強度になっているのかといったら、そうじゃないですよね。


わたしの考える練習は、

なにより、感覚重視。

タイム設定にこだわらない練習。

に重点をおいているのですが、この「感覚重視」を教えるのはなかなか難しいなと感じていました。


感覚重視といっても、人によって感覚は違います。

本人が丁度よいマラソンペースだと思って走っている強度が、実はかなり高強度のトレーニングをしていたとしたら、、、、。ケガをしたり、体調をくずしたりします。


美走2020強化プロジェクトでは、まず自分の正しいペースを知ってもらうための練習を重ねています。

正しいLSD・ジョグ・マラソン強度やLT強度、インターバル強度の感覚を養ってもらうためのトレーニングを積んできています。


この感覚が出来上がっていないと、いざマラソントレーニングとなったときに、正しいペースで走れないからです。

タイム設定にこだわらない練習内容を積み重ね、3ヶ月半。

「感覚重視」を教えるのはなかなか難しいと思っていたのですが、正しい強度の感覚を覚えてもらうための練習メニューOut&Backや時間走を行い、正しいトレーニング強度になっているのか、トレーニング後のGPSウォッチのデータをみて、フィードバック。練習強度の理解を深め、さらには、RPEといった自覚的運動強度(運動時の主観的負担度)と照らし合わせ、走った時の感覚を覚えていく作業をこの数ヶ月行なってもらい、やっと正しい強度の走りという感覚がわかってきたようです。


トレーニング強度はジョグでも数パターンありますし、マラソン強度、LT強度、インターバル強度、それぞれでの個人に合ったペースは違ってきます。

ひとつひとつ理解してもらいながらの作業ですが、手応えバッチリ。

6月からの土台づくり、有酸素能力の下地づくり、ヒルトレーニング 、ヒルサーキットと積み重ねてきましたので、これから1ヶ月は本格的な有酸素能力の開発とファルトレクを中心に練習を進めていきます。


ネットを検索すると、ファルトレクやスピードプレに関して様々な練習方法がでてきますが、距離やタイムを設定してしまって、どれもこれもそれにこだわってしまう懸念がある練習ばかり。もっと自由にできる練習はないものかと探していましたら、ありました!

SUSHI MANさんが紹介している「ダイアゴナルズワークアウト」


ただひたすら対角線をダッシュし、辺ではリカバリーをすることを繰り返します。

なので、タイム設定や距離設定にこだわらず、走りに集中できます。

こういった応用できる感覚重視のトレーニングは、活用範囲がひろく、様々なシーズンに使えるのがとても良いです。SUSHIMANさんの紹介例の他にも調べてみると、この練習は、ポイント練習にも入れない練習として、はたまたファルトレクとして、さらにはHIITとして高強度のトレーニングとして取り入れているところもあるようです。


ということで、美走2020強化プロジェクトのファルトレクとして、このダイアゴナルズワークアウトを実施することを決定!

ダイアゴナルズワークアウトの推奨される実施場所は、ある程度起伏があり芝生ということ。習志野市茜浜緑地公園に集合し、海浜幕張公園Gブロックで実施しようと思っていたのですが、イベントがあってたくさんのテントが、、、



さすがに実施できないと判断し、もどって茜浜緑地公園にもどり、起伏と芝生を使って行いました。


斜めの部分はダッシュまたはウィンドスプリント、辺の部分はリカバリー。40分間走り続けます。

なので、斜めのところは、ずっとダッシュでは続きませんので、ファルトレクのように強いダッシュ~ウィンドスプリントと余裕をもたせて実施してもらいました。

実施場所の関係で、ちょっとイビツなかたちになってしまいましたが仕方ありません。

それでも、適度な起伏があり丁度良い負荷がかかります。

動画をみてもらうとわかるのですが、みんなでぐるぐる走っているので、40分もあっという間でした。

終わってからの、参加者の心拍をみるのが楽しみです。


このダイアゴナルズワークアウト、美走ならしのRCで、10月のトレーニングに組み込んで、少し継続してみたいと思います。





 美走ならしのRC: https://sites.google.com/view/misourc/